子供の心を思いやる
杉原鍼灸院は子供さんの来院が多いです。
症状はいろいろですが
来院される子供さんに共通するのは
心がとても繊細で感受性が高いということです。
そして
この事をお母さんが気づいていないことが多いです。
待合室で待っていた6歳の女の子とお母さんです。
前の人が出てきて
そろそろ名前が呼ばれるという所で
“ トイレ行きたい ”
と女の子が言いました。
お母さんは
“ えっ💢何でもっと早く言わないの!”
もぉーって感じで慌ててトイレに連れて行きました。
トイレから出てくると、女の子は爪噛みをしていました。
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さて、これを自分に置き換えて
ちょっと想像してみましょう
自分が20代で身体が悪くなったとして
親友に病院に付き添ってもらったと想像してください。
そろそろ呼ばれそうだけど、トイレが我慢できなくなったので
“ トイレ行ってくる ”と言ったら
親友から
“ えっ!何でもっと早く言わないの!”って不満そうに言われたら
心が悲しくなりませんか?
“ 1人で行ける?名前呼ばれたらトイレ行ってるって言っといてあげるからゆっくり行ってきて大丈夫だよ”
親友ならそんなふうに言ってほしいです。
でも親子になると
遠慮のない思いやりのない言葉かけがいっぱいあって
繊細で感受性の高いお子様の場合
心が傷ついてストレスになったり、不安定になったりして困った症状が出てきます。
不安感が増すと症状は悪くなります。
大人でも身体の悪い人のほとんどが何か心配事を抱えています。
東洋医学には心身一如(しんしんいちにょ)というこころ(精神)とからだ(身体)は切り離すことのできないひとつのものという考えがあります。
こころとからだはつながっていて、こころの不調がからだの症状に影響したり、逆にからだの症状がこころの不調を招いたりすると言われています。
私は「小児はり」にも東洋医学の思想を取り入れて治療に取り組んでいますが
お母さんが子供さんへの接し方を変えるだけで症状が良くなることがあります。
なので
私はいつも子供さんの症状が良くなると
お母さんを褒めます。
お母さん頑張りましたね😊😊😊

