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満月と新月は身体に影響を与えるのか

秋は空が澄み渡り、月が一年で最も美しく見られます。

来月10/6が十五夜で中秋の名月ということで

今日の新聞に月からの影響についてに面白い記事が掲載されてました。

月の満ち欠けで

昔から人は満潮のときに生まれることが多く

逆に息を引き取るのは干潮のときに多いと言われています。

人の身体に、月は影響を与えるのだろうか?と書かれていて

海外発表の海外研究では自律神経の機能が月に影響されることが示唆され

新月と満月には自律神経の活性が高まるそうです。

また、満月の前に睡眠時間が短くなるといった報告がされたり

ヨーロッパの伝統医療ホメオパシーでは

満月と新月にてんかん発作を起こしやすいと訴える患者さんがいるので

月に影響を受けるか否かも治療薬の選択の大事なポイントになっているそうです。

東洋医学でも陰陽の観点から満月や新月は治療や診断の重要な要素になっています。

私は、満月と新月は必ず把握して治療を行っています。

とはいえ

患者さんの身体を診て、月の満ち欠けが身体に影響を及ぼしていると私は感じたことはないのですが

東洋医学の古典の中の理論には影響があるように書いてあるので

満月新月の時は陰陽のバランス考え、少しだけ変えて治療をしています。

変えるというのは刺し方、抜き方など鍼の手技を月を意識して行うということです。

東洋医学はとても繊細で神秘的な医学です。

天候、季節、月の満ち干は人間の身体や心と密接に関係しています。

自然界のリズムと体調の関係を考えなから鍼灸治療することで

現代医学が見落としているものに気づけて

病院で治らなかった症状が改善することがあるのだと思います。