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たすけ鍼

たすけ鍼(バリ)とは

鍼灸師が主人公の時代小説の題名です。

作者は山本一力さん

江戸時代、人の身を癒し心を救う気骨の鍼灸師の痛快世直し物語です。

主人公の鍼灸師染谷(せんこく)先生が、とにかくカッコいい✨

染谷の手先は見事に患者の容態に一番効くツボを探り当てる。その滑らかな手つきに患者の誰もが見とれた

など小説の要所要所に鍼灸治療が出くるのですが

これがリアルなんです。

作者の山本一力先生は鍼灸の資格持ってるのかなと思うほど

この症状にはお灸は向かないとか

お灸をする場合はお灸の数まで私達が考えてる量でやってるので

読んでいてびっくりします。

登場してくる患者は苦しみから救われて感動するのですが

染谷先生は鍼灸の腕が優れているだけではなく

知恵があり、度量が大きく、人格者として素晴らしく

人生に大きな過ちをし、抜き先ならぬ事態に陥って困り果てている人達を次々と助けていきます。 

鍼灸師が主人公の話はたいへん珍しいので読んで面白かったです😁

そして地味な職業の鍼灸師をヒーローにして書いてくださった作者の山本先生に感謝します😊